ヘパーデン結節

 

 (1) どんな病気ですか?

 

  この病気は約200年前、英国の医師ヘパーデンが初めて報告しました。 指先の爪に近い方の関節を俗に第一関節と呼びますが、ここが変形して指を動かしにくくなったり、痛んだりします。

 

  第一関節は二つの骨で出来ていますが、指先に近い側の骨の根本の背が異常に出っ張ってきます。 見た目には関節の背にこぶが出来て、関節が少し内側に曲がった格好になります。 レントゲン写真を撮ると、骨の出っ張りが見えるほか、関節の隙間が狭くなったり、関節を形成する軟骨が破壊されたりしている様子が分かります。

 

  この病気の場合、何らかの原因で第一関節だけが変形しますので、リウマチとは対照的です。 又、更年期以後の女性に多いとも言われています。

 

(2) どんな症状ですか?

 

    最初は痛みが強く、指を動かすのも辛いくらいですが、ある時期になると今度は痛みが無くなるのが特徴です。

 

  病気はゆっくり進行して、痛みが消えるまで半年から数年かかります。 病気が進むと第一関節があまり曲がらなくなりますが、元々曲がる角度の少ない関節なので、日常生活にそれほど不自由はありません。 男性は女性の十分の一くらいと言われています。

 

(3) 治療は?           

 

    あまり良い治療法があるとは言えません。 病気の初期、特に寒い時期に、痛みが激しいので、指を保温して血の巡りを良くする事が大切です。 消炎鎮痛剤や貼り薬が効く場合もあります。

 

  又、最近ではレーザー治療がこの痛みに良く効く事が分かってきました。 初期の症状なら結節も出来にくくなり、予防も可能な様です。